今回はパフォーマンスドール専用のライブラリを作成していきたいと思います。各サブスクリプションサービスでほとんどの音源が配信されていますが、権利やメーカーの意向で未配信の楽曲もあり、音質も圧縮音源での配信となっています。
そこでCDからリッピングし、無劣化の音源のみで音楽再生ソフトのライブラリを構築していきたいと思います。
必要となるのは当たり前ですが「CD」もしくはmora・OTOTOYなどで配信されているFLAC形式の音楽ファイルです。現在パフォーマンスドール関連の中古CDは比較的安価で入手できるので躊躇っているのであれば購入をおすすめします。
来年35周年なのでなにかアクションがあるかもしれないのでそれまで待つのもありかもしれません。
CDは耐久性が意外と低く永久に保存することはできません。一般的に30~50年ほどと言われています。パフォーマンスドールがデビューして30年以上が経過している今、いつCDを聴くことができなくなってもおかしくありません。
それではさっそくはじめましょう (注 : PCはWindowsでの操作を想定しています)
FLAC形式で購入すると、手順が一つ省略できます。また、所有している音源の量や、新たに準備するCDの枚数によって必要な予算が異なります。中古CDを集めるか、配信サイトで購入するかを検討してください。新たに準備する必要がなければ、該当するステップに進んでください。
リッピング
PCから音源をリッピングするのに必要なアイテム- PC
- スマホのみで完結することも一応可能です (要ハード)
- CDを読み込めるドライブ
- 現在発売されているPCだとドライブレスも増えてきているかと思います。ドライブが付属していないPCであればUSBで接続できるDVD再生できるタイプが安価で販売されていますのでそちらを購入するのがよいかもしれません。
- スマホのみでリッピングしたい方にはPCを使わずにスマホへ直接リッピングできるCDレコという商品が発売されています。
- CDドライブを用意することが難しいということであれば配信サービスでFLAC形式の楽曲を購入することを視野にいれた方がよいかもしれません。
- ファイルを保存するドライブ
- FLAC形式だと5分の曲1曲あたり約35MBほどとなります。余裕をもった容量を用意しましょう。ドライブの種類はHDDとSSDの2タイプありますが、現在はSSDの耐久性・価格・容量ともに安定していますので好きな方を選んで問題ないと思います。
- ファイルをリッピングするソフト
- Windowsに標準で含まれているメディアプレイヤーはFLAC形式のファイルもインポートできます。次回で選ぶソフトウェアにリッピング機能が備わっているはずですから、特にこだわりがなければ、普段お使いのソフトウェアをそのまま使用しても問題ありません。
FLACでインポートするのに特に難しい操作は必要ありません。可逆圧縮なので設定等も特に弄る必要はないかと思います。
標準搭載のメディアプレイヤーでも可能 |
次回は再生ソフトの選定に進みますが、FLAC以外にもCDのデータをそのままイメージ化するバイナリ(bin)形式があります。ただし、容量がオリジナルと同じであり、対応しているソフトが少ないというデメリットがあります。
個人的には、デコーダを別途用意せずに標準で再生可能なFLACを選択する方が無難だと考えています。もちろん、オリジナルのコピーとしてバイナリ形式で保存することも一つの選択肢です。